官舎の敷地内を
遊びまくっていた子ども達
放し飼い状態だったが
外で遊び疲れては
どこかの家になだれこむ
官舎の敷地内がすべて自分ちだった
それぞれの家が保育所だった
社会が子育てした時代だった
昔のママ友と会うと
自分の知らない子供の姿を聞かされる
あらためて謝る場面も少なくない
その時は遠慮して言えなかったことも
もう時効
平成の初めだった
いい時代だった
幼なじみは親の知らないことを知る 毛利由美