川柳小噺

エッセイをまとめたら17音になった

2019-07-01から1ヶ月間の記事一覧

出会い

川柳との出会いは 毎日新聞の万能川柳だった その頃3人の子育てに追われ 末っ子は1歳になったばかり 共働きと言う時代でもなく 今で言うワンオペが当たり前だった 何か家でできることがないか お金がかからないで楽しめる事はないか そんなことを思いながら …

順番

3人の子どもがいて すでに全員成人しているが 1人目2人目は 下の子を見てきたせいか 小さいころから お兄ちゃんお姉ちゃんぽかった 翻って末っ子は 未だ子どもっぽさが抜けない 生まれた順番も人間形成に 一役買っているのかな 末っ子は子供のあしらいが不得…

寝言

夫は独り言が多い そして寝言も多い 起きてるかのようにはっきりと言う いつだったか隣に寝ていた夫が 「おい、早く寝ろ」 と言い、寝ていた私は 一気に目が覚めた でも いまは子どもが巣立ち 部屋をもらった私は もう寝言で起こされることはない 寝言あれこ…

漢方

メニエール病になったことがあり その時処方された漢方がよく効き 今でも服用している どうやら水分代謝が悪いらしく(いわゆる水毒) 血管の中に入った水分がすぐに漏れて 体がジャボジャボになり むくみやすくなる むくむなら水分控えた方がいいかというと…

言い換え

時代は変わる サッカーのロスタイムは いつからかアディショナルタイム マイナスからプラスへ 反対なのに同じ意味 結婚前の妊娠も 以前はできちゃった婚と言われ 失敗した感満載だったのに いまや授かり婚 順番云々より めでたさを2倍にするこの言葉 言葉一…

オンデマンド

春ドラマで見ていた ラジエーションハウスの特別編を 見損なった 調べたらFOD(フジテレビオンデマンド)で配信 1ヶ月間は無料で見れるので 早速FODを登録 無事見ることが出来た さて 次にやることは 1ヶ月後まで見まくって サクッと解約⸜(*ˊᗜˋ*)⸝ 一生懸命…

エアコン騒動

寝る前にエアコンをつけ 1時間後に「切」のタイマーを設定し 布団に入ったら 顔の上に ポチっ 冷たっ! ちょっとちょっと エアコンから水が・・ 夜も遅いので 翌日ベランダで修復作業 ワイヤーのハンガーをまっすぐに伸ばし ホースに突っ込んで ガシガシ お…

悶々

深夜 地震だ 微かな揺れだが感知する 身構えるが 揺れは微かなままだ 遠い? いやそれでも音くらいするだろう 深いのか? 振動を察知してから色々考える そのうち この微かさは私の動悸?と思いだす 揺れが本格化するまでの間 身構えながらドキドキして ずー…

ひそひそ

エレベーターに乗ると 会話が途切れる または小声になる 不自然が自然 日本のエレベーター事情 エレベーターなんて静かに混んでいる 毛利由美

緊急連絡先

地震があってから 息子に緊急連絡先として 宝塚の祖母(私の母)の電話番号を メモに書いて渡した それから幾星霜 そんなことすっかり忘れた頃に 母から電話があった >なんか、あっちゃん(末っ子)の財布がどうとかいう電話があったんやけど、なんか聞いて…

香害

柔軟剤などの香りが苦手だ いわゆる「香害」と感じてしまう 先日古着を購入した 品が良くコスパ抜群 難点は柔軟剤の香りだったが 洗濯すればとれるだろうと思っていた 甘かった 柔軟剤の香りは化学の香り 繊維に染み付いた化学物質は洗濯では取れない ひとつ…

交差点の光景

交差点で止まっていたら 大きな袋を持った女性が 横断歩道を渡ってきた 袋は物体の一部を覆うだけで 半分は見えた状態 彼女が出てきたのは 交差点角のユーストショップ 持っているものをよく見るとそれは 扇風機 頭の部分だけビニール袋をかけ わっせわっせ…

時差

「下町ロケット ヤタガラス」を放映していた頃 面白かったので図書館で同名の本を予約した そして半年以上経ち 忘れた頃に 「予約の本が貸出可能となりました」 と図書館からメール 図書館ではタダで読ませてもらえ 上手くいけばピカピカの新刊が手にできる しか…

ダッシュ

昨日朝ゴミを出すとき いつもは見ない時計を何気なく見た そろそろバスが来る時間・・ ゴミ置場はバス停の先の四つ辻のさらに向こうにある ゴミを持って歩いていたら ゴミ置場の辺りから猛ダッシュで駆けてくる女性の姿 どうしたどうした? すると四つ辻を曲…

色見本

家を建てたとき 壁紙の色をどうするか 色見本を渡された それでなくても決めることが多くて いささか疲れていたところへ この小さな色見本が何十倍にもなって 部屋の雰囲気を決めると思うと 考えるのが面倒になった 疲れると最後のツメが甘くなる そして 当…

慣れ親しんできたもの

大阪に住んでいた頃 好きだったもの 古いものから順に ①宝塚 ②落語 ③吉本 だった 宝塚はなんと言っても地元 歌劇場の風景は デフォルトだった 転勤族の父について行った先の 豊中市では 徒歩1分のところに 桂枝雀さんの家があった ジャージ姿のご本人にもし…

飛散悲惨

以前、粉薬は薬包紙に包まれていた いまは分包機で個包装 年齢を重ねるともっぱら錠剤のみで たまに粉薬を処方されると 口の端からこぼしたり 咳き込んだり 格好悪いことこの上ない 咳き込んでコントみたいな粉薬 毛利由美

対策

先日書いた「鍵」 鍵紛失事件のこと あれから今後もこのようなことが 頻発すると確信し 対策を考えた 今はなんでもある時代 検索すると Tile(タイル)なるものがある スマホと連動して 45m以内の場所なら 音を鳴らして教えてくれる 電池式だがコンパクト 早…

ヒヤリハット

運転していると ヒヤッとする場面が 少なからずある 多いのは自転車 それも若者かお年寄り いきなり飛び出してきたり 暗闇に同化していたり 脇を通り過ぎようとすると ふらふら道の真ん中に寄ってきたり これで加害者になるのは 御免こうむりたい 自転車も車…

モスキート音

若者にしか聴こえない モスキート音 それって何?と思い 検索をかけると 「耳年齢チェック」 なるものが出てきた 当然 やる(*^。^*) 13歳から始まり 14、15・・と年齢が上がっていく 20代 30代 まだ聴こえない かろうじて40歳手前から キーーン という蚊の泣く…

投票日

そう言えば昨日は 参院選の投開票日 期日前投票したのですっかり忘れていた それにしても 本当に選挙だったのかと思うほど 街は静かだった 駅前に行けば少しは賑やかなのかもしれないが それにしても選挙カーの声も響かず 淡々と投票日になったのは どこか淋…

火事

小さい頃 火事を見た 消防車のサイレンがけたたましく 近かったので 夜遅かったがパジャマのまま 外に出た 幼い目に 2階まで舐め尽くした火 けぶる視界 漂うにおい 野次馬の喧騒 熱気 SNSなどない時代 五感に焼き付いた火事の思い出は 消えない 4Kのテレビが…

記憶の行き場

記憶の格納庫は 昔は脳 そのうちにメモ 今はスマホと 年齢とともに 変化していく デバイスにコピーしたら 後はさっさと忘れる スマホが使えないようになったとき それは記憶が消えたとき iPhoneが覚えてるから大丈夫 毛利由美

未だ明けぬ梅雨

車のヘッドライトカバーが黄ばんできた 通販で研磨洗剤を買ったものの 雨が降っては止み 降っては止み・・ 1日は濡らさないようにと書かれているが 今それが難しい 黄ばんだヘッドライトはまだ 黄ばんだまま 晴れる日を待っている 梅雨明けもしていないのに…

足元注意

何もないところで躓いたり 机の端で足の小指をぶち当てて 言いようのない痛さとかっこ悪さを享受する バリアフリーが浸透して 段差のない社会になってきているのに つまずいているのは すり足になってきているからだろうか 人に優しい環境に甘えていると 足…

ちぐはぐ

クリーンセンターの設備が整い 今年度からつくば市も プラスチックゴミの分類が始まった これまでは可燃ゴミで出していた 真面目に仕分けると 可燃ゴミよりかさばり 量も多い 仕分けたことにより 可燃ゴミは格段に減った それでもゴミの日カレンダーは 可燃…

風通し

2年前 手術することになり 身辺整理を行った 改めて見ると 不用品は山のようにあった いま処分しなくてもと思うものが 片付けを妨げていた 思い切り処分したら すっきり風通しが良くなるとともに ・・・ ロスになった 断捨離をするとなくなる隠し場所 毛利由…

個性

建売りの家並みは 個性はないが統制が取れている まるで制服を着た一角 注文住宅では それぞれの家庭の個性があらわれる ざっくりと 和風洋風ログハウス これが重なると 家並みが揃わぬ注文住宅 毛利由美

アイロン

ノーアイロンのシャツが出てから シャツの洗濯が苦にならなくなった せいぜい襟と前たて程度 ここさえ押さえれば なんちゃってアイロン♪ でもさすがにセレモニーのときは・・ 晴れの日はノーアイロンもプレスする 毛利由美

不在者投票

参院選の日 用事があるので 初めて不在者投票に行ってきた 休日の昼日中 投票所は駅前ビルの一角 係の人が暇そうにお喋りしている つつがなく投票を終え帰路に着く 同じ投票でも やはりイベント感が違う 古い校舎 だだっ広い体育館 普段見かけない近隣のご夫…