川柳小噺

エッセイをまとめたら17音になった

2019-05-01から1ヶ月間の記事一覧

ことのはじめ方

何かを始めようとした時 まずは外見から入ったり 今日はともかく明日からとか 気合いの入れ方はいろいろ だけどなんとなく始めたことが 案外たらたら続いていたりする このブログも 始めたのが今年の 2月28日 中途半端 だけど知らぬ間に 3ヶ月経っていた 何…

「まだ」と「もう」

震災以来 ガソリンが半分になったら 給油するようになった それをするのは 私と娘 夫と息子達は 結構エンプティすれすれまで 乗り続ける 同じ量でも 「まだ」派と「もう」派 いやいや 地震はいつ来るかわからない まだ半分あるでは 学習してないってこと じ…

童話

有名な童話は 結構残酷な内容や結末を迎えることが多い オオカミに食べられたり (助けられるけど) おばあさんを殺したタヌキを 泥舟で沈めて復讐したり ここまでは動物が主役なので 何気に読んでいるが 今でも通じそうな残酷さといえば 年寄りをおいてけぼ…

座れる駅

最寄駅は始発駅 それだけで大きなプレミアだ ただね その駅が 遠い 乗客にゆとり見られる始発駅 毛利由美

沁みた一言

2年前開腹手術をし、パートを2ヶ月ほど休んだ 順調に回復し、久々の出勤 ロッカーで同じパート仲間に >元気そうで良かった >てか全然変わってないよね と言われたときすごく嬉しかった 病人の面影を引きずらず かといって回復してピンピンしてるでもなく 前…

救急車

今までに救急車を2回 呼んだことがある 1度目は娘が滑り台から転倒し 額を切って顔面地だらけになったとき 2度目は母が認知症の薬を処方され 嘔吐が止まらなくなり ぐったりしてきたとき 娘の時は周りからも救急車をと言われ すぐに連絡した 母の場合 救急車…

仕事で 子どもが父親の薬を飲んだ など薬絡みの相談が多い 多いのは痛み止めやビタミン剤なのだが なかには抗がん剤や 海外から個人輸入した薬 薄毛の薬もあり 家族模様がその問い合せで 想像できるものもある かく言う我が家も 末っ子が小2のとき 義母の降…

Jump!

友人とビルの階段を降りていたとき 右足がズズッと滑った やばい!落ちる! 頭の中は高速回転 螺旋階段で 踊り場まであと5段ほど とっさに私は 左足を踏ん張って ジャーーーーンプ! ヒールのある靴を履いていたが なんとか無事着地 よかったー・・・と 階段…

助手席

カーナビがない頃の助手席は 地図を読まなければならなかった 方向音痴には限りない苦行 地図をくるくる回しているうちに 頭の回路はもつれまくって もう訳わかんない状態🤷‍♀️ それがカーナビという神が出現し 以来 カーナビがついて助手席好きになる 毛利由美

書店にて

大阪で勤めていたころ 紀伊国屋で立ち読みをして帰るのが 日課のようになっていた ある朝 財布がないのに気がついた 落としたのか忘れたのか 思い当たることがなく 会社や電鉄会社などに問い合わせたが 発見されることもなく 数日が過ぎたころ 高槻警察署か…

あの日のアメリカ⑷

アメリカに着いて いろいろな手続きに走り回る ソーシャルセキュリティーナンバーをとったり (日本のマイナンバー的なもの) 銀行口座を開いたり もちろん家探しや学校、幼稚園探しもあり これを全部英語でしなければならない 今のようにスマホで翻訳したり…

会話

衣料品売り場で 高齢のご夫婦の会話 作務衣を指差し 「これなんて読むか知ってるか」と夫 妻が「えー、さくむ・・い?」 「ちゃうちゃう、これは、さ・む・い! さむいって読むんや」 夫の得意げな大声がフロアに響く 作務衣(さむえ)を着たマネキンは声を…

あの日のアメリカ⑶

アメリカに着いた初日に 小1だった娘が40度の熱を出した お世話になっている家のご夫婦は マレーシア人と台湾人 2人とも日本にいた時に知りあい結婚したので 日本語は堪能だ アメリカ生活が長い彼らは頼りになる存在だ どうしたものかと相談すると 「お風呂…

夜明け前

夫の出張で 夜明け前にラジオをつけると 耳慣れないラジオアナの声 月がきれいですと早朝のラジオ 毛利由美

あの日のアメリカ⑵

空港からデラウェアへ向かう 家が決まるまで 夫の知り合いの家で お世話になるためだ 時差ぼけと疲れからふっと目が覚めた時 周りを見渡した ・・映画の世界だ・・ 住宅街の規模が雲泥の差 家が大きい 道が広い 完全にお上りさん状態 知人の家には階段が2つ…

メガネ

夫よりスマホより長いパートナーが メガネ 生まれつき左目が悪かったので メガネとの付き合いは長く ほぼのび太くん状態 普段はメガネ拭きを使っているが 汚れを伸ばしているだけのようになり 台所でキュキュットふりかけ 水洗い うわー、感激 視野広くさせ…

あの日のアメリカ⑴

20年も前のお話 アメリカで暮らすことが決まり ろくに英語を喋れない親と 園児と小学生2人 特に末っ子はまだ日本語もおぼつかず 外国語など論外 そんな彼がアメリカの空港について 黒人のCAさんに Oh! Cute boy! と抱きすくめられた時 私ははじめて 固まった…

慌てる

不幸の知らせは突然やってくる 喪服は常にスタンバイ ワンピースなので太ったり痩せたりしても あまり影響受けない と思っていた 先日訃報を受け喪服を出した 問題ないはずだった が、 ワンピースは後ろ開き 背中のファスナーに 手が届かない 五十肩以来 腕…

格安

これまで大手のケータイ会社で スマホを契約してきた さすがに2年ごとの機種変更や乗り換え そしてその高さに辟易し 昨日格安SIMに乗り換えた 安い 感激する 使っているうちに 不具合などでてくるもしれないが 安さで許せそうだ 今までの無駄遣いが いま惜し…

ジンクス

占いは基本気にしない テレビや週刊誌の占いコーナーも 聞き流したり 読み飛ばしたり でも ジンクスのようなものは 気になる 普段お皿を割らないタイプなのに 受験生がいるときは なぜか手が滑って割ったり 凍結路で滑って転んだり タレントも言っていた 流…

いじめ

単身赴任という言葉が まだメジャーではない時代だった 父親は転勤が多く 家族もついて回っていた 私は小学校3つ、中学校2つに通った きつかったのは最後の転校 中二の夏休みだった すでに友達が決まったクラスに それも14歳という不安定な時期 最初こそ転校…

東と西

関西から嫁いでつくばに来た時 スーパーで驚いた 豚肉率高っ! 大阪では肉といえば牛肉だった そういえば 関東は肉まん、大阪は豚まん 大阪で肉まんと言えば 牛肉まんのことになってしまう あえての差別化 言葉で見える小さな文化の差 豚まんが好きな大阪育…

網棚物語

よくものを忘れる これは若いときから変わらない 電車の網棚に荷物を忘れたことあまた ご丁寧に家に帰って それからやおら気がつく 慌てて電鉄会社に電話して 保管してもらい翌日受け取り そしてその荷物をまた網棚に置き また忘れる・・・ 最初こそ笑ってい…

働く女性が増え 便利品も増えた 働いていなくても 夕食の準備などに重宝する 一人暮らしの男性なども 助かるだろう さて今朝のご飯は 白米、納豆、きゅうりの浅漬け、 昨日の残りのポテトサラダ、 そして 味噌汁の具は味噌汁の具という具 毛利由美

名残り

娘が大阪へ嫁ぎ 乗っていた車がいらなくなった たまたま同僚が 車の買い替えを考えていたので 譲渡した 大変喜ばれた そして 仕事のたびに駐車場に 娘が乗っていた車が停めてあるのを見ると 懐かしく 愛おしい気持ちになる 子が嫁ぎ帰阪の口実ができる 毛利…

Bang!

近眼なのに 裸眼で友達とウィンドウショッピング いい服が飾ってあったので お店に入る が、 ガラスがあった 何もないと思い 勢いよくぶつかったので 私は跳ね返り 訳がわからない私と店内の人と 目があったことは覚えている ガラスが割れなくてよかった と…

認知症になった母は 口にものをいれても 咀嚼せずじっとしたまま 特養でも母の食事は長引いた 誤嚥を少しずつしていたので 病院にもかかったが 口を開けない なんとか口を開けさせねばと 歯科へ連れて行ったら 難なく口を開けた さすが歯医者さん 手馴れたも…

写真

青春は ふつうに粋がっていた その頃の写真を見ると やたらめったら恥ずかしい💦 全然カッコ悪い 多分いま映えている若者も 何十年も経って 自分のインスタを見たら 悲しくなるだろう 青春の滑稽な一コマに 粋がっていた日の恥ずかしい写真 毛利由美

スーパー

夕方のスーパーは 仕事帰りの男性女性 学生さんもいる 赤札が貼られて それなりの賑わいだ 夕方のスーパーは 真面目な人間の営みが見え隠れ 私の好きな光景だ 好感度アップ男のエコバッグ 毛利由美

学生時代

大学生になり 仙台で一人暮らしを始めた息子 初期投資として 家電や最低限の家具を持たせた 学生の必須アイテムは 炬燵 1人用の楕円形の炬燵は 学生が集まって わいわい鍋を囲むのに役立ったらしい その息子の就職が決まり 配属先が決まるまで 自宅に荷物を…