運転をしていると
ヒヤリとさせられることが多々ある
田舎道を走っていた日のこと
突然、黒猫が道を横切った
自殺するかのようなタイミングだった
反射的にブレーキを踏んだが間に合わず
ゴットンといういやな感触を残した
思わずバックミラーを覗いたが
そこには道しかなく、血の跡もなかった
田舎道だったのでスピードを抑えていたのと
ブレーキをかけたので
きっと無事だったんだと
自分に言い聞かせて
車を走らせた
バックミラーで黒猫の無事確かめる 毛利由美