即位の礼は平安絵巻の趣で
SNSの時代を小さく見せるほど
圧倒的な存在感を示した
パレードこそ順延になったものの
都心は厳戒態勢が敷かれた
たまたま今読んでいる本が
昭和から平成へと移り変わる時期
大喪の礼が執り行われる当日に起きた
誘拐事件にまつわる小説
警備が手薄になる日を選んでの犯行だが
身代金だけを受け取るつもりだったのに
大きな想定外が起きる
即位の礼を見ながら
確かにこの日に都心でほかの大きな事件が起きても
警察はすぐに動けないなと実感した
本は貫井徳郎著
「罪と祈り」