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サイトを開いた
みずみずしい感性が心地よい
新聞では時勢を詠んだ句を中心に採っていたが
昔から変わらない親子や社会とのつながりも
わたし的に外せないと思った
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第34回 現代学生百人一首
☆とちおとめ氷の山を染める赤
頭にキーンと打ち上げ花火
☆画面越し毎日見てた担任が
デカくてびびる初登校日
☆学校のリモート授業寝落ちして
起きたら画面に僕しかいない
☆会いたいと慣れないスマホでかけてくる
そんな祖父母を愛しく思う
☆レジ前で親分みたいなおじさんの
バッグ持参にちょっとときめく
☆亡き祖父の財布貰った夏休み
これが最後のおこづかいだと
☆無観客いつもは聞こえぬ打球音
プロの淒さを改めて知る
☆政府から「不要な外出控えてね」
時代が僕に追いついたようだ
☆父親のゴボウのような細い腕
冷たくなるまで握り続ける
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10代のこころ10代しか詠めず 毛利由美