川柳小噺

エッセイをまとめたら17音になった

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よくぞご無事で

 

自分の子どもや知人のお子さんを見ていたら

 

 

面白いばかり

 

 

ではなく心臓が止まりそうな場面もあった

 

 

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ブラウン管の分厚いテレビによじ登って

 

 

倒れたテレビの下敷きになりかけた長男

 

 

幸いにコードがテレビを引っ張って

 

 

完全に下敷きにはならなかった

 

 

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知人の子どもが家の中で行方不明になったときは

 

 

よもやのベランダで手すりの上に座っていた

 

 

それも腰掛ける形でなく登った形の中腰

 

 

家は3階

 

 

落ちたら命はない

 

 

当時2歳くらいだった彼はこっちを見て座っている

 

 

一刻の猶予もないと思った私は

 

 

彼の名を呼びながら

 

 

危ないからこっちおいでと手を差し伸べた

 

 

仰け反られたは終わりだと思ったが

 

 

大声で知人を呼んだりするとますます危ないし

 

 

待つ時間もない

 

 

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彼はそんな私の手元に飛び込んできた

 

 

よかった・・・

 

 

しばらく動悸が止まらなかった

 

 

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その彼

 

 

その後もいろいろ騒動を起こし

 

 

たまたま私も一緒に探していた時は

 

 

>大通りを歩いてました

 

 

と見知らぬ人に助けて貰っていた

 

 

やはり最後に頼りになるのは

 

 

マンパワー

 

 

子は直ぐに心配かけたこと忘れ                   

 

 

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