仕事をしていると
ときに想像を超えた言動が出現する
こちらの仕事は薬や薬物をを食べたり
肌についたり吸いこんだりしたとき
そういったときの応急処置を教えるところなのだが
その意味でいろいろな製品に
こちらの名前が記載されている
結果、メーカーと間違えて
商品についての問い合わせを受けることも多い
今回も脱臭剤についての問い合わせだったのだが
その成分を詳しく教えて欲しいと言う
それについてはメーカーに問い合わせることだ
しかし相手（女性）は
メーカーからここを紹介されたと言う
そう言われてもこちらの回線では
その患者さんに対する応急処置を教えるだけなので
商品についてお伝えすることができないと答えると
すぐに引いてくださる方もいるのだが
今回の方はそうではなかった
しばらく押し問答となってしまい
肝心の問い合わせの電話に答えられなくなり
困っていたところ
突然相手の声が低くなった
「お前はサイコパスか」
一瞬意味がわからず
どういう意味でしょうかと問うと
「人が困っているのを楽しんでいるだろう」
思わず言葉に窮して黙っていると
闇雲に罵詈雑言が飛んでくる
もうそれは聞き流すしかなくて
受話器を耳から離していたら
最後に捨て台詞を残して
相手は電話を切った
・*:..｡o○☼*ﾟ・*:..｡o○☼*ﾟ・*:..｡o○☼*ﾟ
メーカーも手に負えずにこっちに振ったのだろう
しかしサイコパスなんて生まれて初めて言われた
その日の日記に
「そっちこそサイコパスだよ」
と書き付けた
ストレスを乱暴に書く日記帳
