川柳小噺

エッセイをまとめたら17音になった

目をそらして

歩いていたらバスが来た

 


バス停で待っている人はいない

 


私も乗るつもりはない

 


バスの運転手さんは私を見て乗るのか乗らないのか判断するだろう

 


私は乗らない風を装う

 


あえてバスには目もくれずまっすぐ前を向いて歩く

 


そして

 


バスは無事スルーした

 


乗りませんオーラでバス停をすぎる         毛利由美

 

 

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