暑くなってきたので
スーパーまで日傘をさした
マイ日陰が嬉しい
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10年ほど前か
ある暑い夏の日
友人と彼女のお嬢さんに出くわした
遅くに生まれたお嬢さんだったので
当時まだ入園前だったと思う
二人は帽子をかぶっていた
私は日傘をさしていた
やおらその彼女が尋ねてきた
>おばちゃん、なんで傘さしてるの?
うっ
言葉が出ない
友人はニコニコしている
こんな時なんて言えばいいんだと思っていたら
友人がすっと話を逸らしてくれた
自分の子どもが大きくなって
すっかり幼子のあしらいを忘れていたことに気づく
それでなくても世の中の動きは早い
孫の世話にあたふたするおばあちゃんが
自分に重なった
育児期を終えて夢見た日傘さす