年明けに甥っ子が結婚式を挙げるので
ふらりとモールに行ってパーティードレスを見た
親族の結婚式は気楽でいい
何よりおめでたい
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とりあえずカタログを貰って店を出て
辺りをキョロキョロしながら歩いていたら
恐る恐るした声で呼び止められた
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よく見たら以前住んでいた官舎で一緒だった人だ
>マスクしているから人違いかもと思いながら
>怖々声をかけたんだわ
確かに。
私もデジタル放送の時差ほどの間を置いて
やっと気がついた
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四半世紀前の私たちは
子育て真っ最中で
外で子供を遊ばせながら
たまに軽トラで売りに来たパンを
みんなでベンチに座って食べていた
つくばは地元の人より遠方からの人が多く
親元を頼れない独特の仲間意識が出来て
ママ友というより戦友のような関係だった
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あの日低学年だった彼女の息子が
1か月前結婚した話から始まり
お互いの子どもたちのその後を
写真を見せながら怒涛のように話した
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時間にすれば多分10分くらい
この先会うかどうか分からない彼女と
リトルハピネスなひと時だった
子どもから孫へスライドする話