川柳小噺

エッセイをまとめたら17音になった

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誰に送るか

今読んでいる本は

 

 

『倒れるときは前のめり ふたたび』 有川ひろ

 

 

ふたたびの前のは読んでないけれど

 

 

たまたま新刊を図書館に予約したら

 

 

新品が届いた✩.*˚

 

 

余談だがこの有川ひろ

 

 

もとは「有川浩」だったので

 

 

男性だと思っていた

 

 

にしては女性的な目線を感じていたら

 

 

本当に女性だった💦

 

 

彼女の作品は

 

 

図書館戦争」や「阪急電車」など

 

 

映像化された作品も多い

 

 

ネームを変えた理由もそのエッセイに書かれている

 

 

読み進めていくと

 

 

庶民には想定のない出来事があって面白い

 

 

たとえば

 

 

「学校の授業で作家に手紙を書く」という課題

 

 

上手な作文を大量に送られても困惑するばかりとは

 

 

さもあらん

 

 

強制的に関心のない作家に

 

 

テンプレートな手紙を書かせなくても

 

 

関心があれば自分で書くだろうし

 

 

逆に読書感想文と同じで

 

 

本や作家への意欲を削ぎかねない

 

 

いい歳をした大人でも恥じらいながら

 

 

>乱文恥ずかしいのですが思いを伝えたく

 

 

と書いてきてくださる

 

 

この瑞々しい思いが嬉しいし

 

 

初めて手紙を書くという特別なイベントを

 

 

教育現場に奪って欲しくないという思い

 

 

最後に彼女は述べている

 

 

>作家というレアな人種や

 

 

>目上の人に手紙を書かせたいなら

 

 

>祖父母であったり担任の先生や校長先生でよくない?

 

 

サプライズ手紙ひとつで親は泣く                  毛利由美

 

 

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