句集を手に取る
「令和元年」 新家完司
変わらぬ味とリアリティに
笑ってしまう
『ずけずけと聞こえてしまう中国語』
ぱっとめくったページにこれがあった
中国の人は声が大きい(気がする)
はっきりと主張する
アメリカ人だってそうなんだけど
言葉の性質なのか
まくし立てているように聞こえてしまう
あるいは先入観か?
ふと思い起こす
以前書いた長崎記
アメリカ人と思しき女性に道を聞かれて
私達も旅行中と片言英語で応えたら
>Chinese(中国人)?
と言われたこと
欧米人にとっては
日本人も中国人も同じなのかなと
感じた日
いやそれって
私たち夫婦が中国人に見えただけなの?
とも思った日
そして句集タイトル
「令和元年」を見て
そう言えば令和元年と名のつくものは
持ってないかもとふとカレンダーを見やった今日
・*:..。o○☼*゚・*:..。o○☼*゚・*:..。o○☼*゚
『大阪弁ぬくいおもろいやわらかい』
そうそう
いまでも帰省するたびに
ほっこりさせられる
台湾に行った時
日本語の喋れる現地係員の方が
「日本行ったことあります。台湾は大阪と似ています」
何度も嬉しそうに言われてこちらまで嬉しくなった
1ページ3句なのに
その行間は経験値と重なって
その時の思いでいっぱいに埋められる
重い腰を上げて
さて、私も句を作ってみるかな
定型にストンと落ちたとき名句 毛利由美